漢方外来

アトピー性皮膚炎や慢性蕁麻疹のような体質的疾患、高血圧・糖尿病・高脂血症などの長期管理の必要な疾患に伴う随伴症状、冷え症・月経異常・むくみなど女性に多くみられる諸症状、舌痛症などの口腔疾患、原因不明の痛み、うつ病を始めとした心身の不調、抗がん剤などの副作用の軽減・防止、など。
診療時間
第2・第4月曜日 9:00~13:00 ※漢方外来は保険診療となりますので、ご来院の際は保険証をご持参ください。
体のバランスを整えることで自然治癒力を上げ、症状を改善して行くのが漢方の考え方
当院では漢方薬(保険適応のあるエキス製剤)での加療を行います。 漢方とは、現在の中国大陸から伝わった中医学が日本で独自の発展をしてきた伝統医学です。 患者さんの症状のみでなく、脈診・舌診・腹診を行い、体質や生活状況などを詳細に聞かせて頂き、総合的に判断し適切な処方を選択していきます。
こういう症状や病気に対して薬はこれと決まる西洋医学とは異なりおひとりおひとりに合わせ、生体のバランスを整えることで自然治癒力を上げ、症状を改善して行くのが漢方の考え方です。
例えば『冷えていれば温める、滞っていれば巡らせる、不足していれば補う』といった方法です。
そのため、もともと改善したいと考えていた症状以外にも
- 「むくみの治療をしたら肩こりもよくなった」
- 「食欲が改善したら頭痛がなくなった」
漢方は長く飲まないと効かない?
長く飲まないと効かないとお考えの方もいらっしゃると思いますが、2週間くらいの間隔で評価していきます。風邪などの急性疾患にも効果がある漢方薬もあります。
もちろん、全てに対して漢方薬は万能ではありませんし、副作用がないわけではありません。
西洋薬で治療すべきところは治療し、漢方薬が好ましい病態には漢方で対処してまいります。また併用することもありますので、随時ご相談下さい。
腹診について
診察では舌や脈の状態のほか「腹診」と言ってお腹の力や緊張度などを診ることが診断の手助けになることがあります。眼や鼻の症状など、お腹とは関係ないような症状でも、お腹を診ることがあります。
こんな方に

赤ちゃんからお年寄りまで老若男女を問わず受診できます。
- アトピー性皮膚炎・慢性蕁麻疹など体質的疾患
- 高血圧・糖尿病・高脂血症などの長期管理の必要な疾患に伴う随伴症状
- 冷え症・月経異常・むくみなど女性に多くみられる諸症状
- 舌痛症などの口腔疾患
- 原因不明の痛み
- うつ病を始めとした心身の不調
- 抗がん剤などの副作用の軽減・防止
また、体質改善のためにアロママッサージやリンパドレナージュを併用してさらに効果を上げています。

形成外科に従事しながら、創傷治癒の観点から全身の栄養管理・漢方薬の可能性に気づき、漢方医学・臨床栄養学を学ぶ。 漢方はベイサイドクリニック岡洋志先生・萬谷直樹先生に師事。
- 宮崎医科大学医学部(現宮崎大学医学部)卒業
- 東京医科歯科大学形成外科入局後、各地総合病院の形成外科に勤務
- 2009年 横須賀市立市民病院形成外科
- 2013年 同 科長
- 現在 小磯診療所勤務
- 日本東洋医学会認定専門医 / 日本形成外科学会専門医 / 日本創傷外科学会専門医 / 日本静脈経腸栄養学会認定医 /日本褥瘡学会認定師(医師) / 日本静脈経腸栄養学会学術評議委員/ 日本褥瘡学会関東甲信越地方会世話人