ちょっと報告遅くなりましたが、日曜日に栄養解析のセミナーへ行ってきました。
今回の会場は浜松町
すでに何度かセミナーを受けてはいましたが、
栄養解析は人体の代謝・生理をもとにしているので、
非常に奥が深く、いくら勉強しても興味がつきません。
栄養解析を行い、症状は改善してきているのに、一回目の検査では問題なさそうに見えたデータの一部が悪くなってくることがありますが、
それは不足していた栄養素を補う事で、滞っていた代謝の歯車が回りだし、
材料となる部分の摂取が実はすくなかったのに消費が多くなりだしたことで不足を示しだす、
ということもあります。
ということは、やはり初回のデータだけでは不十分。
当院では栄養解析を行い、食事の改善、サプリメント内服を開始し、
毎月の診察で問題なければ、3ヶ月後にまた採血を行うことにしています。
この継続的な観察がとても重要です。
つまり、2回目以降の検査で、初回にマスクされていた栄養不足が露わになってくるかもしれないということです。
初回の結果から、まずは3か月
「えっ、こんなに!?」
と思う量のサプリを飲み始めてもらいますが、
食事で意識して頑張れるところは頑張ってもらい、一番優先順位の高いところから集中して飲みはじめていただくよう、予算とも相談しながらサプリの処方を組み立てていきますのでご安心を。
さて、講師の溝口先生は栄養療法で精神的な疾患も数多く改善させていらっしゃるとのこと。
今回のセミナーでは
”「うつ」は食べ物が原因だった!”
という著書をいただきました。
血糖値の変動による気分の変調などは本当に現代病です。
良くない、とわかっていても何がどう良くないのかわからないコンビニ菓子パンなんかで食事をすませていると血糖コントロールがめちゃくちゃになってくるだろうなあ、と思います。
とくにうつろな目をした若い子たちが
よくわかんないけど痒いから薬ください
みたいな感じで診察にくると、ほんと
「ちゃんとしたものちゃんと食べてますか??」
と肩を揺さぶりたくなることも。
慢性的になったけだるさ、やる気のなさ、などは性格だけじゃなくて食べてるものが原因かもしれません。
そんなことが比較的簡単に良く分かるいい本です⇓
さっそく当院の待合に置かせてもらいました。
私がいいな、と思った本を並べてミニ図書コーナーも作ろうかと小さい本棚をおいちゃいました。
(ますますクリニックがせまくなる~)