こんにちは!りえです。
昨日は診療の間を抜けて、”逗子計画増進計画懇話会”にアドバイザーとして出席してまいりました。
まだ、耳慣れない計画だと思いますが、
あらゆるライフステージにある逗子市民が 『健やかで心豊かに生活できる活力ある地域をめざすため』の計画です。
主体になるのは市民です。
私はこの懇話会のメンバーなのですが、
第一回の今回はまず、
東海大学の公衆衛生学非常勤准教授の 渡辺良久先生が4月ごろに実施したアンケートの集計を解説してくださいました。
無作為抽出のアンケートだったので、これをお読みの逗子市民の中にはご協力いただいた方もいらっしゃるかもしれません。
たくさんの項目があったので、先生もまとめるのに3週間以上かかったそうです。
先生は以前にも他の市町村でも同じアンケートを実施していらっしゃるのですが、
逗子は回収率も比較的よく、健康的な生活を送っている方も多い印象だとのことです。
とはいえ、このアンケートからは問題点が浮き彫りになります。
各世代別に特徴が出てきます。
なんといっても、逗子の問題点はまず第一に高齢化がすすんでいること。
いよいよ30%を越えたそうです。
渡辺先生によると、これ以上の高齢化はあまり進むことはなく、死亡率が増えるため、人口が減ることになるそうです。
高齢者の問題点は、他地域に比べ
・健康診断を受けていない
・塩分を気にしていない(自然塩は体にいいからむしろ摂る、という回答は他では見た事がないそうです・・・)
・食生活への問題意識が低い
・健康上の問題を理由にして運動をしない人が多い(医師が運動をしないように指導することは多くないので、なにか勘違いされているのかも・・・)
などでしょうか。
専業主婦が多く、大黒柱となる層の通勤時間が長いといった逗子特有の都内通勤者の人口の多さからか、
女性は孤独を感じることでストレスをため、間食してしまう。
男性はお腹が空いて、間食をしてしまう。
といった、間食の多さが問題になっています。
おいしいレストランも多いためか、外食率が高く、飲酒も多いようです。
ただし、喫煙率は低いのは大変良いことですね。
歯の健康についての設問も多かったのですが、
かなり逗子の人の歯の健康はよいほうでした。
なんといっても『歯科の数が多い!』おかげのようです。
まだまだ、アンケートから分かることはたくさんあるのですが、ちょっと書ききれないので今日はこれくらいで。
3児の母であり、来年から夫の両親とも同居することになっており、どの世代の健康に関しても無関心にはなれない一市民である私ですから、この計画には期待しています。
市の広報誌があまり読まれておらず、ネットで健康情報を手に入れる人が多いそうですから、
このブログでの発信も無駄ではないかな?