こんにちは、りえです。 昨日は保険庁へ新規指導のため、午後を休診にして関内へ行ってきました。 新規指導とは、医療機関が新規開業した際に、 適切な保険診療をするための指導をしてもらうことになります。 実は５年前の開院当初に一回受けています。 でも、昨年４月に個人開業から医療法人化ということをして、 しかも、管理者（つまり院長）を私に変更したりしたため、 また手続き上受けなければならないということでした。 ２回目なのでだいたい流れはつかめていますが、 書類をそろえて、中身をチェックされるというのは緊張しますね。 とはいえ同じ時間に始まった他の医療機関さんの中では一番早くに終わり、 とくに問題もなかったということで、ほっとしました。 そのうち、葉山院の新規指導もあるはずですから、中園院長と一緒に私もまた行かなければ～（＾＾； 保険診療を自費診療と同日に行えないということの遵守は患者様サービスからすると難しいのですが、 なんとか当院ではいちいちご説明して、ご理解いただき、守っています。 適当な病名をつけて美容のためのお薬を保険で処方したりもしていません。 国民皆保険は本当にいい制度だと思います。 これだけの自己負担で、こんなに全国どこへいっても、良質の医療が受けられる国はなかなかありません。 ですが、この適応を守って、本当に必要な方へまわるようにしていかないといずれ破綻する日がくるかもしれません。 医療費は上昇の一途です。 とはいえ、医療機関が理不尽に負担を強いられる場面も少なくありませんし、診療報酬もものによっては安すぎます。 当院は保険請求が多くないので、あまり関係ないですが、知り合いのドクターなどの話を聞くと、医療界の将来を案じてしまうことも。 保険診療をメインで行っている医療機関も、もっと自費診療を行えるようにしていけば国民の意識も変わるかもしれません。 実際そのような機関は増えてきています。 混合診療の問題は難しいですが、患者様の選択枝を増やすためにここまでは保険診療、この先は自費診療ということで、もっと可能性が広がればいいな、と思います。  

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