こんにちは、りえです。 糖尿病のある方は、足のケアをしっかりしてあげる必要があるって、ご存知でしょうか？ ご自分で自覚はなくても、高血糖状態が続いている方は足の感覚障害を起こして、 健康な方では我慢できない胼胝やウオノメ、爪の変形などがあまり違和感を感じさせず、 そこから傷を作り、さらに免疫力も低下していたりすると、感染して”壊疽”という状態を起こしてしまうことがあります。 また、白癬菌にも感染しやすく、いわゆる水虫を抱えていらっしゃる方も潜在的にいらっしゃいますし、 その水虫をほおって置いて慢性的な傷ができ、そこからばい菌が入って”蜂窩織炎”という状態になることもあります。 お年を召してくると、身体も硬くなり、なかなかご自分で足のケアまで行き届かないこともありますし、 既に爪が硬く変形していたりすると、自分で切ることすら難しくて、どうしたらよいか途方にくれている方などもいらっしゃいます。 当院では足の疾患を未然に防ぐ、あるいは悪化させないために糖尿病の患者様のフットケアに特に力を入れています。

糖尿病に加え、パーキンソン病もあって、思うように爪のケアができておらず、 また、かかりつけの総合病院ではフットケアをしてくれない、デイケアの看護師さんもここまでになると手が出せない、 ということで、困って当院を受診されました。 爪白癬もあったので、外用剤も使いながらですが、毎月一度ずつケアに来ていただき、 だいたい5回くらいで見違えるようになってきて、 1年経つとこのとおり

まだ親指の爪は伸びきっていないのでまだまだ目指すところにはもう少しかかりますが、 足の血流も良く、トラブルを認めていません。 今回、症例写真を掲載する許可をいただいたので、ご紹介しました。 そうそう、フットケアといえばクリニックのHPのフットケアに『オーダーメードシューズ』のページを追加しました。 お時間あるときにこちらを見て見てくださいませ。