こんにちは、りえです。
今日は歯科が明日お休みを頂く代わりに、今日診療をしています。
でも、医科はいつも通りの定休日なので、
じゅんじ先生が働いているのに、私は三男坊とのんびり休日を過ごしていて、ちょっと罪悪感。
息子と二人でお昼ご飯を食べて、じゅんじ先生の休み時間に一緒にお茶でも、と思ったものの、
案の定というか、残念ながら急な処置が入ったようで、じゅんじ先生はお昼なし、との一報が。
かわいそうなので、スズキヤさんで帯広風?豚肉弁当を購入し差し入れ。(手作りじゃなくてごめ~ん、と受付スタッフに渡す瞬間にやっと気付くあたりいかんですね。)
さて、そんな私の日常はおいておいて、今日の本題
アタマジラミについてです。
シラミってご存知ですか?
昔DDTという粉を学校で一斉に頭にかけられた、という話を聞いたこともあるかもしれません。
DDTはシラミにとっても効果があるものの、発がん性の問題で、使われなくなりました。
とはいえDDTのおかげと1981年に駆除剤の開発のおかげで、その後シラミは減ったようでしたが、
近年ではまた増加傾向にあるようです。
私が小学生の頃にシラミが、という話を聞いたことはなく、
11歳離れた弟が小学生の時スイミングを始めたらシラミになった!と母が大騒ぎしていたのを覚えているくらいです。
ところが、最近の診療や、ママさんたちとのお話で、シラミの話題の多いこと!
葉山院の中園院長も虫が苦手なのに、シラミの子が多いです~と悲鳴をあげていました。
感染も一度ならず、複数回の感染もザラ
恥ずかしながら、小学生男子が二人もいる我が家も例に漏れず発生いたしました・・・
しかも、感染源と思われる息子らは 痒くない!
私だけがアレルギーがあるんでしょうね、発疹まで出てものすごい痒い!!
(でもおかげで発生に気付けました・・・)
大慌てでスミスリンシャンプーを購入し、ニットフリーコームという目の細かい金属製の櫛で物理的に除去し、収束させましたが、やはりショックでした。
我が国の現状としては、不潔によるものではなく、他の病気との関連もなさそうですし、
大きな身体的不利益があるわけではないので、あまり神経質になるのもどうかと思いますが、
最近では、シラミを気にして自分の毛を抜いてしまって、一部分ハゲてしまった小学生や、
ヒステリックになったお母さんなんかを見ているとさすがに、
地域のイチ皮膚科開業医としてはこれはなんとかせにゃならん!
と思うわけですが、どうアクションしようか考えあぐねて、
ひとまず健康増進計画でお世話になった逗子市の国保健康課にメールをうったところ、
すぐに関係各所へ連絡し、管轄の保健所にも警鐘を鳴らすようにお知らせしてくれるとのことでした!
私も、ブログでみなさんにお知らせせねば、とこうして細々ながら書いているのですが、
アタマジラミ症が保険適応になるお薬がないので、皮膚科にかかっても
「ドラッグストアとかでスミスリンシャンプーを買ってね」としか言えないのももどかしいところです。
女の子だと難しいかもしれませんが、うちの子らは夏に向けて髪を短くバリカンでカットしました。
それから、小学生にもなると子供だけで洗髪をしているかと思いますが、
親がしっかり洗ってあげるのもシラミが寄生しづらくなるようです。
ドライヤーの熱も絶対ではないですが、多少効果があるので、一匹成虫がどこかからやってきた、くらいの状況ならやっつけられるかもしれません。
スミスリンに抵抗力のあるシラミの報告もあり、スミスリン頼みもいつまでできるか・・・ということもあり、
ニットフリーコームで物理的に除去するのも大事かと思われます。
その他、対応については
にとっても詳しく載っているので、小さいお子さんをお持ちの親御さんはぜひ一度読んでみてもらいたいと思います。
そもそも、これってシラミ?と判断がつかない時は皮膚科に受診してくださいね。