こんにちは、りえです。
新年に入り、ご新規の患者様が多く、バタバタしています。
年が明けたらやってみよう~とお待ちになってたのかしら?
ところで、年末から年始にかけて最近スタッフの一人がある疾患で手術を受けることになり、
今は、問題なく回復してお仕事をしています。
その際、治療を受けた病院で、主治医ではなく併診のドクターではあったのですが、
心配なことがあって相談しているのに、まったく寄り添う意識が感じられず、悲しい思いをしたそうです。
話を聞いていると、珍しい話ではないな、という感じでしたが、普段彼女は患者様にいかに寄り添うかに心をくだいているだけに、傷ついたのだろうと思います。
悲しいことですが、大きな病院ではドクターが忙しすぎてカルテの中でしか診てくれないということはよくあります。
そういうドクターの気持ちも分からないでもないですが、
ほんの少しの気持ちの向け方なのにな、と歯がゆく思うこともあったり。
ドクターの前ではかなり遠慮されている方が多いですから、そういう方から本音を引き出すために手を変え品を変えアプローチするのですが、私からすると、そうやって患者様から情報を沢山聞き出したほうが、診断精度が上がると思うのです。
患者様の言うことをろくに聞かずに断定的に話されるドクターはよっぽど自信があるのか・・・?
そうやって、患者様が嫌な思いをドクターから受けるのをドクハラと言うそうです。
自分が患者になって、ドクターの一挙手一投足が大きなインパクトを残すのだということを身をもって経験し、
ますます自分を戒めるようになりました。
患者様の人生において不快なインパクトより、良いインパクトを残したいと思うのです。
いくら医学的根拠が矢印をこちらにむけていても、患者様がいままで良かれと思っていたことを否定しなければいけないときは特に気をつかいます。
治療の流れに心地よく乗っていただいた患者様のほうが治療効果がいいというのは、ドクター同士の雑談でもよくでてきます。
うちのクリニックにはANA出身とJAL出身のキャビンアテンダント経験者がいるのですが、
彼女たちの接遇はやはり学ぶものが多いです。
押し付けがましくなく手を貸したり、患者様の不快にならないようにこちらの意見を通したり。
もちは餅屋?
でも、人対人ですから、形だけでないハートのやり取りはやっぱりドクターだって頑張らねば!ですね。