こんにちは
葉山院の保育士のっちです
だんだんと暖かい日差しが出てきましたね
食育第二回目は何で野菜が嫌いなのか。
です
赤ちゃんは元々、酸っぱいものと苦いものは口から出すようにできています。
それは、赤ちゃんが毒物を摂取しないように本能として備わっているからです。
酸っぱいもの、と苦いものは訓練しないと摂取できるようにはなりません。
では、ピーマンなどの苦いものはさておき、どうして他の野菜も食べないのか…
私の食べさせ方がいけないのか…
なんて、考えちゃいますよね。
それには歯の生え具合もかなり関係しています。
野菜は繊維質のものが多く、栄養素的にも食べられるようになってほしいですよね。
ただ、奥歯が生えない状態では難しい野菜もあるのです。
離乳食初期はごっくんと飲める程度で、中期はペースト状、後期食はバナナくらいの硬さなんていいますが、
実際のところは、お子様ひとりひとり歯の生え方や、舌の動き、飲み込む力が違うので、その通りには進まないのです。
毎日作ってみて、あげて、あ、これは食べやすい。これはまだ早かったか、なんて試行錯誤しないと難しいところなのです。
特にみなさん勘違いされてるのが、葉ものの野菜。
実は赤ちゃんや幼児にはとても食べにくいものだったりします。
にんじんは食べられるのに、キャベツやホウレンソウは食べないんです。
なんて話をよく聞きます。
どうしてかは、まず、奥歯のない自分を想像してみるとわかると思います。
奥歯がないと、にんじんは柔らかく煮ると舌でつぶしたり、前歯で噛めますが、キャベツを噛むのはかなり難しいのがわかりますか??
それは2歳半くらいで左右の奥歯(臼歯)が2本になるくらいまでは実は難しいです。
そこに行きつくまでは、あんかけにしたり、スープにいれたりして、噛む練習をします。
じゃあ2歳半まで葉ものはあげないのか??と聞かれるのですが、それはいろいろな味に慣れてもらうためには良くないので、食事方法を工夫しないといけません。
0歳児の好き嫌いは味ではなく食べにくさがほとんどです。
赤ちゃんの離乳食、幼児食、難しいですが、何かご相談があれば、お母さん、お父さんのサポートチームになって一緒に考えていきますので、ご相談くださいね