こんにちは
葉山こどものための歯医者さんです。
雨が続きましたが、やっと晴れましたね
その分、とても暑いので、よく水分補給してくださいね
今回の食育は手づかみ食べ、玩具をなめてしまう行動についてです。
離乳食を始めると、しばらくはお母さんやお父さんが食べさせてあげる時期が続きますが、しばらく経つと、食べ物に興味がでて、スプーンであげる横で手が伸びてきて、あーこぼしちゃった!!なんて、よくあります。
そのための対策で手の届かないところに食べ物をおいてみたり、こぼしたところであー、また手をだしちゃダメ!!なんて、赤ちゃんを叱ってしまったりする方もいると思うのですが、実は、この手づかみ食べが今後の食事にとても重要です。
食べ物を目で確かめて、手指で掴んで、口まで運んで入れるという協調運動を実はしています。
これは摂食機能の発達の上でとても大切です。
まず、目で食べ物の位置、大きさ、形、色などを確かめています。
手で掴むことで食べ物の固さや温度を確かめて、どの程度の力で握ればよいかという体験を積み重ねます。
口まで運ぶ段階では指しゃぶりをしたり玩具をなめたりして口と手を連動させた動きの経験が生きてきます。
手づかみ食べが上達すると食器や食具(箸、スプーン、フォーク)が上手に使えるようになっていきます。
自分でやりたい。自分で食べたいという欲求もでてくるので、「自分で食べる」という気持ちを大切にしてあげて下さい。
手づかみ食べが始まったら、自分で食べられる、食べやすい食事を考えて出します。
たとえばご飯は小さいおにぎりに。野菜は軟らかく煮て小指くらいのスティック状に。
前歯を使って自分なりの一口をかみ取れる練習をします。
そして汁物は特にこぼすとお父さん、お母さんの掃除する気分が落ちるほど汚すので、少量入れたものを器に入れてあげるのがお勧めです。両手で持とうね。と手助けしてあげると、だんだん上手にできますよ
汚れてもいいようにエプロンをしたり、先に新聞紙を下に敷いておくとそのまま燃えるごみに捨てられます。
そして大事なのが必ず空腹時にご飯はあげてくださいね
お腹がすいたときに、お母さん、お父さんが笑顔の食卓で食べる。
これが赤ちゃんにとって一番のご馳走だと思います。
玩具をなめるのも食事をするために口腔機能を高める筋トレです。
固さや温度など舌先で確かめてます。
歯が生えるのに歯茎がむずがゆくなる時期でもあるので歯固めも有効です。
なめちゃダメだよ。と言わずに、なめても大丈夫な玩具をあげてください。
食事は食べさせるものではなく、食べるものです。子どもが食べるものであることを認識して、子どもたちの食べるペースを大切してあげてくださいね